【HEAVY RAIN- 心の軋むとき-】 愛する人の為にここまで出来るか

HEAVY RAIN

HEAVY RAIN- 心の軋むとき-

 こんにちは、レガリスです。
以前Detroit Become Humanのレビューを書きました。

 私にとってDetroitは選択したものが分岐となり、マルチエンディングとなるゲームというのが初めてで、
他の作品にも興味を持ち、クアンティック・ドリーム社のゲームから
ヘヴィーレインをプレイする事にしました。
販 売 元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
リリース日:2010年2月18日
互 換 性:ps3/PS4/Windows
ジ ャ ン ル:ミステリーアドベンチャー
年 齢 制 限:17+(グロテスクな描写が含まれます)
人   数:1人
 
ちなみにクリアするまでの時間は約10時間でした。

HEAVY RAIN- 心の軋むとき-
 
 何の前情報も見ることなく、ただDetroitと同じ開発元だからというだけでプレイしたゲームでしたが、
ゲームがスタートし、いきなり裸の男性を操作する事に。
プロローグがはじまりました。(大体の操作がここでわかります)

 幸せな日常を送っていた主人公のイーサン
息子を誘拐され ”折り紙殺人鬼” による連続殺人事件に巻き込まれます。
事件の犯人と真相を解き明かしていくストーリーとなります。

ダークな世界観

 過去にDetroitをプレイした経験がある方は、馴染みがあるゲームスタイルと思います。
本作は、アクションが多めの印象です。

HEAVY RAIN- 心の軋むとき-
 お気づきかと思いますが、最初のイーサンがベッドに寝ており
太陽の日差しが眩しい写真と違い、薄暗く、気味の悪い色彩ですね。

別に、スクショを白黒に加工したわけではなく、暗いです。

 事件を解き明かす為の手がかりなどを探すことができ、
FBIのジェイデンを操作する際にはARIという特殊なサングラスを使って
フィールドにヒントが無いか捜査します。

 この手のゲームが初めてだったら、どうしていたのかわかりませんが、
私の場合、デトロイトをやった後なので探索が慎重になりましたね。 
HEAVY RAIN- 心の軋むとき-

これどんなエンディングが待っているの?と不安になってしまう程、重い話でした。

 少なくとも、”愛するものを救うには犠牲をも惜しまない”イーサンには
幸せなエンディングが待っていて欲しい一心で、イーサンのチャプターは特に慎重に進めました。

失敗はあっても終了ではない

HEAVY RAIN- 心の軋むとき-

 コマンド成功など条件を満たさなければ失敗となりますが、
例え失敗しても、そこで終了!というわけでは無く、分岐点となります。

 犯人や事件の真相は変わらないものの、ストーリーに関連する人物の
生存者・死者などの分岐やエンディングがあるので
自分の選択が物語の展開に影響するのでとっさの判断力、動体視力、反射神経が求められます。

 探索などは良いのですが、激しい戦闘中に突然コマンドが現れると反応出来なくて、
終始気の抜けない緊迫感でした。
コマンド入力の連続シーンだと、まばたきも出来ずドライアイの私には辛かったです・・・

 私は1名死なせてしまいましたが、クリア後チャプターを遡り生存させてあげることが出来ました。

目に見えない時間制限があって、直感的な判断が求められる要素もあります。

他人毎とは思えないリアルさ

HEAVY RAIN- 心の軋むとき-

 何を伝えたいゲームなんだろうと、ゲームの意味を考えるという機会はほぼないと思いますが、
Heavy Rainはこういう事を言いたいのかな?と訴え掛けてくると感じました。

 そういえばDetroitをプレイした時も、制作者はこんな事を伝えたいのかなと思う事があって、
4人の人物を操作する事で、立場や心情でただ ”いい人” でいたいというだけでは成り立たない、
とてもゲームだからとでは済まされない生々しさがあるのも魅力だと思います。

 ただ・・・ほんと1つだけ。
男性キャラはなんか、ハンサムと言うか文句なしなのですが、
女性はそのー・・・もっとどうにかできなかったのかなと笑。
HEAVY RAIN- 心の軋むとき-

 マディソン・ペイジのモデルと言われているジャッキー・エインズリーさんは
とっても美しいのですが、10年前だとグラフィックで表すのは難しかったのでしょうか。

サスペンス映画が好きな人に是非プレイしてもらいたい


 プレイした印象は、映画『SAW』を彷彿をさせる、サイコスリラー的なストーリーかなと思うのですが、
公式なジャンルはミステリーアドベンチャーという事で、あまりしっくり来ないです。

 私ホラーは苦手なのですが、サスペンスは凄く好きでダイレクトに響いたゲームでした。

なので、サスペンス映画が好きな方なんかはより楽しめる作品かなと思います。

ダークな世界観に、サイコな要素もあり、ゲームとしては類を見ない作品かなと思います。

 最初にアクションが多めと書きましたが、
アクション目当てでゲームをするとなると物足りないというかなんか違うな?
と感じると思いますので、あくまでアドベンチャーを楽しむ感じで気になる方は
プレイしてみてください。

 映画として約10時間は長いかもしれませんが、あっという間に時間が過ぎます。
先が気になってなかなか止め時を失うくらいには熱中してしまいました。

 クリア後もう一度してみると、何も気にしていなかった犯人に対して
あー、そういう事だったのかと、また違う楽しみ方が出来るのも良いところだとおもいます。

是非気になる方は、やってみてください。

ここまで見てくださり、ありがとうございました。

©2010 Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Quantic Dream. All rights reserved.


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